今回は、スプラトゥーン3(スプラ3)において、勝率が伸び悩んでいる方や、ウデマエ(ランク)をもう一段階上げたい方に向けて、バトルの基本となる立ち回りの考え方と、自分に合った武器(ブキ)の選び方について詳しく解説していきます。
立ち回りの基本:一人で突っ込まない「ライン意識」
スプラトゥーンは4対4のチーム戦です。初心者や中級者が最も陥りがちな失敗は、「一人で敵陣に突っ込んで無駄なデス(デス=倒されること)を重ねてしまうこと」です。これを防ぐためには、「ライン(前線)」という概念を理解する必要があります。
味方と合わせて前線を押し上げる
バトル中、味方が塗っているインクの最前線が、自分たちのチームの「ライン」です。
このラインよりも前に一人で飛び出していくのは、敵に囲まれて集中砲火を浴びる自殺行為に等しいです。常に画面上部のイカランプ(生存状況)を確認し、味方が生きているか、どこで戦っているかを把握しましょう。味方と一緒に少しずつラインを押し上げ、数的な有利(例えば味方4人対敵3人の状況)を作ってから敵を攻め立てるのが、最も確実で強い立ち回りです。
「塗る」ことの本当の意味
スプラトゥーンの基本は「塗る」ことですが、これは単にナワバリバトルのポイントを稼ぐためだけではありません。
インクを塗ることで、「自分たちの移動範囲(逃げ道)を広げ、敵の移動範囲を狭める」という陣取り合戦の側面が非常に強いのです。敵と対面した際、足元が敵インクまみれだと身動きが取れず、確実に撃ち負けます。交戦する前には、必ず自分の足元と周囲をしっかり塗り固め、いつでもイカダッシュで引ける(逃げられる)状態を作っておくことが重要です。
役割(ロール)ごとの立ち回りとおすすめ武器
スプラトゥーンの武器は、その射程や特性によって、大きく3つの役割(前衛・中衛・後衛)に分かれます。自分の性格やプレイスタイルに合った役割を見つけることが、上達への近道です。
前衛(短射程):切り込み隊長
最前線で敵と直接撃ち合い、キル(敵を倒すこと)を取ってラインを押し上げるのが役割です。高いエイム(エイム=照準を合わせる技術)と、敵の攻撃を避けるキャラコン(キャラクターコントロール)が要求されます。
- スプラシューター(スシ):すべての基本となる武器です。塗り、キル、機動力のバランスが最高レベルにまとまっており、初心者からトッププレイヤーまで愛用しています。まずはこの武器で、撃ち合いの基礎を学ぶのがおすすめです。
- わかばシューター:スプラシューターよりも射程は短いですが、連射力と塗り性能が高く、サブウェポンの「スプラッシュボム」が非常に強力です。ボムを投げて敵を動かし、そこをメインで狩るという戦法が基本になります。
中衛(中射程):チームの要、カバーと塗り
前衛の少し後ろから、味方のカバー(加勢)に入ったり、前線が崩れないように塗りを維持したりする役割です。盤面全体を見る視野の広さが求められます。
- N-ZAP85(わかば):圧倒的なインクタンクの容量と塗り性能を誇ります。サブの「スプラッシュボム」での牽制に加え、スペシャルウェポンの「エナジースタンド」を味方に付与することで、チーム全体の戦闘力を底上げするサポートの要となります。
- スプラローラー:接近戦では一撃必殺の振りを持ちながら、カーリングボムで道を作り、中距離からでも縦振りで牽制できる柔軟な武器です。潜伏(インクの中に隠れて敵を待つ)からの奇襲も得意とします。
後衛(長射程):後方からの狙撃と防衛
安全な高台などから、圧倒的な射程を活かして敵を狙い撃ち、味方の前線をサポートします。また、敵が自陣に抜け込んでくるのを防ぐ「防衛の要(アンカー)」でもあります。
- スプラチャージャー:長射程武器の代表格です。一撃で敵を倒す破壊力を持ちますが、チャージ(インクを溜める)時間が必要なため、敵に近づかれないような位置取りと、正確なエイムが必須です。
- ハイドラント:チャージャーをさらに超える極悪な射程と、フルチャージ時の凄まじい連射力・キル速を誇るスピナー(ガトリングガン)です。チャージには膨大な時間がかかりますが、一度撃ち始めれば敵を寄せ付けない制圧力を発揮します。
武器選びのコツ:まずは「好き」で選んでみる
役割や性能について解説しましたが、最終的に武器を選ぶ上で最も大切なのは「使っていて楽しいか、カッコいいと思えるか」というモチベーションの部分です。
「今の環境ではこれが最強だから」という理由だけで、自分の手に合わない武器を無理に使っていても、長続きしません。まずは見た目が好きな武器や、使ってみたいスペシャルウェポンがついている武器を「さんぽ(お試し)」で触ってみてください。
その武器を使い込んでいくうちに、「もう少し射程が欲しいな」とか「もっと塗れる武器がいいな」といった不満が出てくるはずです。その時が、別の武器に持ち替える(持ち武器を変える)ベストなタイミングです。色々な武器を渡り歩きながら、自分にとっての「相棒」を見つけ出してください。