今回は、ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(ポケモンSV)において、対戦用ポケモンを育成するための効率的な手順と、時間短縮に繋がるおすすめのテクニックについて詳しく解説していきます。
育成の基本フロー:お金とアイテムで解決する時代
かつてのポケモン育成といえば、同じポケモンを何十匹も孵化させ、野生のポケモンを数え切れないほど倒し続けるという、途方もない時間と労力を要する作業でした。しかし、ポケモンSVではその常識が大きく覆りました。現在では、十分な資金(お金やLP)さえあれば、アイテムの購入と使用だけで理想の個体を即座に完成させることが可能になっています。
まずは「学校最強大会」で資金稼ぎ
育成の第一歩は、何よりもお金を稼ぐことから始まります。アイテムを大量に購入するためには、数百万単位の資金が必要です。
最も効率的かつ安定した金策方法は、ゲームクリア後に挑戦できる「学校最強大会(エントランスホールでのバトル)」を周回することです。
- おまもりこばんを持たせる:先頭のポケモンに持たせることで、獲得賞金が2倍になります。
- 強力な全体攻撃持ちを用意する:ニンフィア(フェアリースキン+ハイパーボイス)や、イーユイ(あくのはどう)など、高火力で敵を一掃できるポケモンをレベル100まで育てておきましょう。
- 連射コントローラーを活用する:Aボタンを連打状態にしておくことで、完全な自動周回(放置金策)が可能になります。
この金策の環境さえ整えれば、育成のハードルは劇的に下がります。
個体値と性格の効率的な調整
資金が潤沢になったら、次は捕まえたポケモンの能力値を対戦レベルまで引き上げていきます。
「ぎんのおうかん」で個体値を最大化
ポケモンの生まれ持った才能である「個体値」は、デリバードポーチで購入できる「ぎんのおうかん(または、きんのおうかん)」を使用することで、後天的に最高評価(きたえた!)まで引き上げることができます。
フリッジタウンにいるサングラスのおじさんに話しかけることで、レベル50以上のポケモンに対して特訓を行ってくれます。これにより、野生で捕まえたばかりのポケモンでも、即座に対戦で通用するステータスを手に入れることができます。
「ミント」で性格の補正を変更
ポケモンのステータスの伸びやすさを決定する「性格」も、ラッキーズで購入できる各種「ミント」を使用するだけで、望み通りのステータス補正に変更することが可能です。
例えば、「いじっぱり」な性格のポケモンを育てたい場合は、物理攻撃が上がりやすく、特殊攻撃が上がりにくくなる「いじっぱりミント」を使用します。これにより、性格を厳選するために何度も捕まえ直したり、タマゴを孵化させたりする手間が完全に省けます。
努力値(きそポイント)の効率的な振り方
ポケモンのステータスを特化させるための隠しパラメータ「努力値」の振り方も、アイテムを活用することで大幅に時間を短縮できます。
栄養ドリンク(タウリンなど)で一気に振る
ラッキーズで販売されている「タウリン」や「ブロムヘキシン」といった栄養ドリンク(ドーピングアイテム)は、1つ使用するごとに対応するステータスの努力値を10ポイント上昇させます。
ポケモンSVでは、このドリンクを一度に複数個まとめて使用できるようになったため、ボタンを数回押すだけで、特定のステータスに努力値を最大まで(252ポイント)振り切ることが可能になりました。資金さえあれば、これが最も早く、そして確実な努力値振りの方法です。
「パワー系アイテム」を持たせて野生ポケモンを倒す
資金を節約したい場合や、細かな調整(素早さを特定の相手より少しだけ早くする、など)を行いたい場合は、デリバードポーチで購入できる「パワーアンクル」などのパワー系アイテムを持たせて野生のポケモンを倒す方法が有効です。
- 育てたいステータスに対応するパワー系アイテムをポケモンに持たせる。
- そのステータスの努力値を落とす野生ポケモン(例:素早さならハネッコやコイキング)を連続で倒す。
- 「レッツゴー(おまかせバトル)」では努力値が入らないため、必ず通常の戦闘で倒すか、捕獲する必要があります。
この際、「ポケポータル」のマルチプレイでサンドイッチを作り、特定のタイプが出現しやすくなる「そうぐうパワー」を発動させておくと、目的のポケモンを効率よく狩り続けることができます。
特性と技の仕上げ
ステータスが完成したら、最後にバトルの勝敗を左右する特性と技を整えます。
「とくせいカプセル」と「とくせいパッチ」
ポケモンの特性は、通常特性が2種類ある場合は「とくせいカプセル」を使用することで、もう一方の通常特性に変更できます。さらに、レイドバトルの報酬などで稀に入手できる「とくせいパッチ」を使用すれば、非常に強力な「夢特性(隠れ特性)」に変更することも可能です。
これらは非常に高価、あるいは入手困難なアイテムですが、対戦環境で活躍させるためには必須となるケースが多いため、日頃から星5以上のテラレイドバトルを積極的に周回して集めておくことをお勧めします。
技マシンの作成と「タマゴわざ」の横遺伝
必要な技を覚えさせるためには、フィールド上で拾ったり、わざマシンマシンで作成したりします。
特にポケモンSVで劇的に改善されたのが、「タマゴわざ(遺伝技)」の習得方法です。以前は親となるポケモンを厳選してタマゴから孵化させる必要がありましたが、現在は「ものまねハーブ」を持たせてピクニックを開くだけで、他のポケモンから技を直接教えてもらう(横遺伝)ことが可能になりました。
- 技を覚えさせたいポケモンの技スペースを1つ空け、「ものまねハーブ」を持たせる。
- 覚えさせたいタマゴわざを既に覚えているポケモン(種類は問わない)を手持ちに入れる。
- そのままピクニックを開き、すぐに終了するだけで、技の習得が完了します。
今回は、ポケットモンスター スカーレット・バイオレットにおける、対戦用ポケモンの効率的な育成手順をご紹介しました。お金とアイテムを駆使することで、かつてないほど手軽に、そして素早く理想のポケモンを育て上げることができます。育成にかかる時間が大幅に短縮された分、様々な戦術を試したり、パーティー構築を考えたりするバトルの本質的な楽しさに、より多くの時間を注いでみてください。